クラビ周辺旅行11日目 (詐欺被害とその後の素敵な出会い)

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2019.02.27

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詐欺師に遭遇

朝から海岸を散歩。海外って言ってもビーチじゃないから泳げへんけど・・・てかまた写真撮り忘れ・・・

とにかく、歩いてるとキョロキョロしてる如何にも怪しい現地人が何人もおった

何となく感づいてはいたけど、掛けられる声を適当にいなしながら歩いてると、ボロいシャツを来た男に「どこから来たの?」と物腰のやわらかい感じで話しかけられた。

「私の名前はDee(名前はっきり覚えてないから仮名 笑)と言います」と言って、握手を求めてきたから咄嗟に立ち止まって握手してしまった。

愛想良いとついつい気を許してしまう 笑

そして「近くのマングローブに行くツアーに参加しない?」と言われた。てっきり大麻の密売人だと思って断る準備をしていた俺は、ふいを突かれてしばし雑談してしまった。

その男と雑談しながら少し歩くと、近くの看板にツアーの料金表が書いてあった。

どうやらここから500バーツで船に乗ってツアーに行けるらしい。ちょっと興味を持ったものの、小腹も減ってたから「考えとくわ!」と言って立ち去ろうとした。

するとそいつはコソっと「別のモンいらんか?」と。「あー、やっぱりか」と思った。

どっちにしろお金を払うつもりが無かった俺は「いや、どうせ明後日帰国するから必要ない」と一旦は断ったものの、そいつは「安くするから!300バーツで!」と頼んできた。

そもそも相場を知らんけども300バーツ程度なら最悪捨てることになってもええかという気持ちで「わかったわかった。じゃあ飯食ったら戻ってきて声掛けるわ」と答えた。

あくまで俺としては、ブログのネタとして現物が見てみたかっただけで、吸うつもりは無かった。

すると男は「お金崩すならすぐそこにコンビニあるから!」と即決を求めてきた。

あまりに今すぐ買わせようとするから「そんなに急かされると逆に怪しいで?」と言ったら「ごめん・・・」とすぐに謝ってきた。どうやらこいつは本当に良い奴らしい・・・そう思った俺は「分かった。じゃあそこのコンビニでお金崩してくるけど何かいる?俺、必要なもん別にないし」と言うと「いや、いい。俺はそこで待っとくから好きなの買ってきて」と言われた。ほんと謙虚!!

お金を崩す為だけに必要の無い水を買って、その場で支払いをした。するとそいつは「今手元に無いから取りに行くのについてきてくれないか?」と言ってきた。

自分から声掛けてきたのに手元に無いとかありえん。

流石の俺も不審に思って「まさか詐欺するつもりじゃないやろうな?」と言った。

小柄な俺に比べてそいつはガッチリした体格をしてるから別に俺になんかビビらんやろうし、詐欺ならすぐに逃げるやろうと思ってハッキリ言ってみた。

するとそいつは「そんな事しないよ。ちゃんと置いてあるから」と言うので途中まで一緒んに歩いてたものの、本当に取りに向かってる様子やったから「待っとくから、さっき声掛けられたとこでタバコ吸って待ってていい?」と聞いた。

正直、あまり人を疑うのは良い気分しないし、こっちが先に相手を信じれば向こうも信じると思った

すると向こうはびっくりした顔をして「本当について来なくて良いのか?」と言ってきたので「うん。ええよ。俺はお前の事信じてるから」と若干疑いの気持ちがありつつも信用してる事を伝えた。

すると「分かった。じゃあすぐに取りにいくからあと100バーツ貸してくれ。バイク借りてすぐ取ってくる。お金は戻ってきたらすぐ返すから」と追加で要求してきた。

「それ、おかしくない?」と思ったものの、こっちではそういうのが普通なんかもしれんと思って貸すことにした。

すると何故かそいつは「俺が帰ってくるまでこれ吸って待ってて」と喫いかけのマリファナを渡してこようとしたから「そんなんいらんて!いらんから、ちゃんと戻ってきてな!」と念押しした。

それでも執拗に喫いかけを渡してこようとする。

今思い返せばこれがこの男の微々たる善意やったのかもしれん 笑

過去にフィジーで同じようなシチュエーションで、タクシー二台を乗り継いで山の中にまで連れて行かれたことがある。

その時は道中ハラハラドキドキしてたけど、結果的に良い人で、疑ってた自分を恥じた経験があったから、今回はちゃんと信じてみようと思った。

「じゃ、20分で戻ってくるから」と言ってそいつはどこかへ歩いて行った。

俺は最初に声を掛けられた船乗り場の近くのベンチでタバコを吸って待つことにした。まぁ、仮に何かあったとしても、あいつの職場はここやしええか・・・と。

カナダ人とアメリカ人のおっちゃん2人組

一人でタバコをぷかぷか吸っていると、背の高い、ちょっと年配の欧米人に声を掛けられた。どうやら、大麻を探してるらしい。

「あぁ、丁度頼んだとこやから、そいつが無事に帰ってくればそいつから買ったら良いんちゃう?ちゃんと帰ってくるか知らんけどね 笑」と答えると、「そうか。数日前にここで声を掛けられて売ってくれた奴が見つからなくて・・・凄い安くて大量で良かったんだよ」と言っていた。

ちなみに話を聞くと、そのおっちゃんはカナダ人だそうでビックリした。

というのもカナダでは合法的に、しかも5ドル程度で買えるらしいから。

どうやらそういう問題でもなく、リゾート地で楽しみたいらしい。

「そんな為だけにリスクを犯すのか・・・」と思って、日本との感覚の違いに驚いた。俺の場合は吸いたいのではなく、どんな物か見てみたいだけやったし。

「じゃあ、私はしばらくこの辺ぶらぶらしてるよ」と言って、これまた同年代で大柄な男性と一緒に、ボートを見ながら本当にぶらぶらしてた 笑

なんだかんだ20分が経過し、「あれ?これやっぱり騙されたパターン?」と思ったものの、「いやいや、南国やし、こっちの20分は1時間くらいのことかな?」と能天気に思った。

そんな矢先、ベンチの後ろから「おい!お前さっき見てたぞ!やられたな!!」と笑い混じりの声で話しかけられたので振り返ると、白いTシャツを着たイカツイ現地の人間がいた。(ややこしいので以下、そいつを「白T」、俺が買った相手を「ボロT」と呼ぶことにする。)

「え?俺やっぱり騙されたん!?」と聞くと、「あいつのいつものやり方だ。もう戻ってこねえよ!」と笑われた。

金額に関わらず、疑う気持ちを押し殺して信じたのに裏切られるというのはショックやった。現物が欲しかったわけでは無いけど、見たかった・・・

「幾ら払ったんだ?」と聞かれたので「全部で400バーツ」と答えると、「あぁ、じゃあやっぱり戻ってこねーよ」と言われた。現地の人の給料が幾らか知らんけど、詐欺師的には400バーツで十分なんか・・・そんな事を思った。

「こんなん初めてや。今日でちょっとタイ人嫌いになったわ」と、そいつに言うと「さっき話してたのは欧米人はお前の友達か?」と聞かれたので、「いや、あの人たちも探してるみたい」と言って、ちょっと離れたところでぶらぶらしていたカナダ人のおっちゃんに詐欺だった事を報告しに行った。

「それは災難だったな」と、カナダ人のおっちゃんと一緒に居た大柄なおっちゃんに言われた。話を聞くとアメリカ人らしく、彼の州でも大麻は合法で買えるらしい。いやいや、どうなってんねんあんたら。帰国するまで我慢せえよ。

で、まぁその時におっちゃんらに「あの白Tが、俺が詐欺られたってことを教えてくれた。あいつも売ってるらしい」と教えた。今考えると申し訳ない。

しばし、おっちゃんらと雑談してると、「おーい!お前に売った奴が後20分ほどで帰ってくるってよ!!」と白Tに呼びかけられた。

さっきは「あいつは詐欺師だぞ」と教えてくれたのに今度は戻ってくる、と。意味がわからんけど、とにかく「さっきの冗談やったんか!」と嬉しくなった。物とかどうでも良くて、ボロTが詐欺師で無かったことが嬉しかった

おっちゃんたちも「良かったな!」と言ってくれて、元のベンチまで小走りで戻った。タバコに火をつけてベンチに座っていると、今度は白Tが欧米人のおっちゃん二人組のところに話しかけてに行って営業しているのが見える。

その後、白Tと欧米人のおっちゃん2人組は一緒にどっかへ消えた。「帰ったんかな?それとも白Tから買うことにしたんかな?」いずれにせよ、俺の座っているベンチの周辺からは誰もいなくなった。

しかし「20分後に帰ってくる」と白Tに言われてから更に10分経ち、20分経ち、更に1時間経っても戻って来ん。「やっぱり戻ってこんやんけ・・・」

そろそろ昼飯でも食いに行こうと思ってた時、アメリカ人のおっちゃんが1人で俺のところに向かってくるのが見えた。

「お前、あれからまだ待ってたんか?」と言われた。

「うん。そっちは結局買わんかったん?」と聞くと「いや、俺らも待ってる。しかし何も馬鹿みたいにこんな所で待たなくても、一緒にビールでも飲みながら待とうぜ」と言われたので、アメリカ人のおっさんに連れられて、近くのレストランに向かった。

多国籍被害者の会

海岸から少し歩いて、着いたのはローカルレストラン。そこにはカナダ人のおっちゃんも居た。

「あの白Tにここで10分程度待っててくれって言われて、もう1時間ぐらいになる」とのこと。

(あ、アメリカ人のおっちゃんにビール奢ってもらった)

「え?まさか、二人も騙されたん!?」と言うと「たぶんな」とカナダ人のおっちゃん。

「勉強代やったな」と、アメリカ人のおっちゃんの方はそこまで凹んでない様子。というか、ビールを飲んで待ってる間、めちゃくちゃデートアプリの良さを俺ら2人に語ってくる 笑。見た目のイカつさに反して凄いおちゃめ 笑

一方、金額じゃなくて「騙された事が気にくわん」と、カナダ人のおっちゃんは怒り気味・・・いや、怒ってるというより、俺と別れて白Tについていった際に「あの子(俺の事)はちゃんと買えたんか?」と聞いたら「もう受け取ってるよ」と言われて騙された自分を情けなく感じてた。

「お前の友人はいつ帰ってくるんだ?あれから1時間経ってるけど?」とレストランの店主を問い詰めるカナダ人のおっちゃん。しかし、店主は店の外に出て不安げな様子でキョロキョロとしてた。

その顔を見た瞬間に俺ら3人とも、「この人も白Tに勝手に店を利用された被害者なんやな」と察した。

「いや。もういいよ。私たちで探すから」とカナダ人のおっちゃん。

ってことでちょっと雑談をした後、再び海岸に戻って捜索。まぁ3人とも見つけれるとは思ってなかったけど。

元の場所に戻ってしばらく3人で雑談していると、これまた別のタイ人に話しかけられた。怒りより失望が強かった俺も、流石にこの時はムッとして「またかよ!俺らはお前の友達に騙されたばっかやぞ!」と、まだ「ハロー」としか言ってないタイ人に対して怒りをぶつけてしまった。

俺にあたられたタイ人はきょとんとしてたので、事情を説明すると大声で笑い出した。

更に苛立った俺は「お前ら副業か知らんけどな、詐欺してる奴放っておいたらお前らの評判も悪くなるぞ!!」と言うと、そのタイ人は「おいおい。俺は本物の船乗りでボートの商売しかしてないぞ」と。

どうやら俺らを騙した2人は、そもそも船乗りではなく、船乗りを装って詐欺を繰り返してる連中だそうだ。まぁ、あいつらが堂々とこの海岸におったことから、きっとこのタイ人とも見知った仲ではあると思うけど・・・・。

「実際あいつらのせいで俺らも迷惑してる」とは言ってた。もはや何も信じひんけども。

まぁとにかく船乗りでさえ無いとのことで、詐欺師二人が帰ってくる可能性はゼロだと知り、欧米人のおっちゃん2人組とも別れて1人で昼飯を食いに行くことにした。

余談やけど、アメリカ人のおっちゃんが「売人を見つけたとして、あんまり追い込むと密告されて逮捕される恐れがあるから難しいな」と。「でも、わざわざタイまで来てジェイルライフ経験できるなんて、それはそれで素晴らしいな!」自嘲気味に言ってて笑った。

まぁなんにせよ、久しぶりの海外旅行で、すっかり人を見る目が無くなった自分に凹んだよね 笑

今までひったくり被害とか、いきなり知らん奴から殴られそうになったことあるけど、ここまで綺麗に詐欺被害にあったの初めてや 笑

あ、ちなみに詐欺被害記念に写真撮らせてもらった。

左がアメリカ人のラディ、右がカナダ人のベン

良い人たちやったな。ちなみにカナダ人のおっちゃんはベンと、アメリカ人のおっちゃんはラディって名前(今、この記事書いてて思い出した!)。

ネイティブ2人に俺の拙い英語でついていくのは大変やったけど、必死に汲み取ってくれたし。詐欺にあったおかげで彼らと仲良くなったことを考えれば、結果的に良かったんかも。そういう意味ではあのボロTにも感謝してる。

昼飯は昨日カオマンガイ食べたレストラン。メニュー名は覚えてないけど、店員が好きなメニューを聞いてそれにした。豚肉なんかな?とにかく美味い!ここのレストランきっと全部美味しい。

あとブラックコーヒー頼んだんやけど、ブラックやのにめちゃくちゃ甘いねんけど・・・・タイのブラックって何なん?笑

晩飯はマーケットのごった煮みたいなカレー。

そういや道中にまた、おっちゃん2人組と遭遇した。あれからラディ(アメリカ人のおっちゃん)の方は3回ほど白Tを見つけたらしいけど、捕まえられんかったって言うてた。

詐欺しといてその日にタウンをうろちょろするなんて、外人舐めてんな

まぁ夜に再会した時は3人とも詐欺師のことなんかはどうでも良くなってたけど 笑

11日目に使ったお金

  • 宿280バーツ 
  • 詐欺被害400バーツ 
  • 水15バーツ 
  • 昼飯70バーツ
  • 夕飯50バーツ 

計:815バーツ (約2870円)

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