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2019.02.25
クラビタウン散策
今日は朝からクラビタウンを散策した。
それにしてもなんとセンスのある信号なんだろうか。
特に目的も無くあっち行ったりこっち行ったりブラブラしてたら美味しそうなパン屋を発見!!甘くて美味いしいカレーパンやったんやけど、写真撮ったつもりでおったのに撮れてなかった 笑
場所はマーケットの近くで「Uno Restaurant」ってとこの隣。まぁパンの画像も何も載せてないから興味ある人がいるとは思えんけど一応地図貼っとく 笑
ここで買ったパンを食べ歩きながら街ぶら続行。
3時間くらい歩き回った後、結局ここに戻ってきたら、さっきの店の対面にマーケットがある事に気づいた。
中には野菜などの生鮮食品や、レストランなどがあって観光客もたくさんおった。
ジュース!!
なんか超可愛い寿司!ミニサイズ!!そして発色がすげえ!!おもちゃみたい!!体にめっちゃ悪そう!!
マーケット内にある「観光客も地元民と同じ価格だよ!」とアピってるレストランで昼食をとった。
こっから2つ選んでライスにぶっかけてくれるシステム。値段は50バーツ 。
一体これが何というメニューなのかわからんけど、「スパイシー?」「NOスパイシー?」と聞いてくれたので、「NOスパイシー」と言ったら適当に掬ってくれた 笑
味は特に美味しくも無いけど不味くもなかった!
メインよりむしろ一緒に出てきたキュウリが美味しかった。
ただし付いてきたタレが激辛!おかげで水でお腹いっぱいなった 笑
もはやキュウリと水だけでいい。
あ、店内でお酒は飲めません。
オランダ人のおっちゃんとの会話で『時間』について考えた
宿に帰ってシャワー浴びて一眠り。
夜になって1階の共有スペースでタバコを吸っていると、年配の男2人組の欧米人が陽気な感じで帰ってきた。どうやら近くで酒を飲んでたみたい。この2人は昨日もタバコ吸ってる時に見かけた。
その時は俺がタイで買った巻きタバコが上手く巻けなかったから、近くにたまたま居たこのおっちゃんに「この巻きタバコの巻き方わからん?」って聞いたら「俺はタバコ吸わんから」って素っ気ない態度で言われた。
こっちとして会話する口実でもあったのにな。
しかし今日はほろ酔いやったからか、その素っ気無かった方のおっちゃんがめちゃくちゃ愛想が良く話しかけてきた。
「お前またこんなところでタバコ吸ってるんのか?飲みに行かんのか?」と。
「今から何か食いに行こうかなと思ってる」というやり取りをしてたら、連れのもう1人の方のおっちゃんが「先に寝るぞ!」と言って部屋に帰ってった。
素っ気ない方のおっちゃんはええ感じの酔いで話し足りなかったのか、やたら色々と俺に話しかけてきた。でも一人で旅行中の俺は基本的に暇やから全然ウエルカム!
どうやらおっちゃんはオランダ人で、もともと建築関係の仕事をしてたものの、今はリタイアして色んな国を旅するのが生きがいだそう。
「何でリアイアしたのにこんな安宿泊まってるん?日本人のリタイアした人は基本的にホテルとかちょっと高くても快適なとこに泊まりがちなんやけど・・・」と、微妙に失礼っぽい事を口にした瞬間「言葉足りんくて誤解されたかな」と思った。
「お前貧乏やな」みたいな感じで受け取られてしまったらどうしよう?と。
でもおっちゃんは俺の質問の意図を理解してくれてたみたいで、「ホテルはこういう人との触れないが無いから面白くない。こうやって雑談して色々な価値観を知れることは良いことだ」と言っていた。
それを聞いて俺は「考え方がまだ若者やな!」と口にして、またしても「しまった!」と思った 笑。年寄り扱いしてもーた、と 笑。
するとナイスな笑顔で「俺はまだ55歳で若いぞ!それにお前はもっと若いから、もっともっと遊べ!」と答えてくれた。
「こう見えて30歳やで。さすがに最近真面目に働こうかなとか思ったりしてる」と言うと、キョトンとした顔で「全然まだ若いだろ!もっと好きなことしていいぞ!」と言った。
この一言はこの時なぜか凄く考えた。というのも、俺はフリーターやけど一応自分のできる範囲内でやりたい事をやってる。だから誰に対しても後ろめたい気持ちも無い筈・・・それやのにどこかで後ろめたさを持ってる。
それは、俺の中で頭の中に「普通この歳ではこうする」っていうのがまだ残ってるからやと思う。
要するに、こんな生き方してる割にまだ振り切れず、いまだにどこかで世間体という無意味なものを気にしてる自分がいるってことで、そういう自分がいる事をこの時再び自覚した。
話をおっちゃんとの雑談に戻す。
おっちゃんは今でこそリタイアしてるけど、働いてた時から暇を見つけてはオランダからアフリカのどこだかの国までバイクで行ったり、アジア各国を廻ったりしてたそうだ。
だいたい半年〜1年スパンらしい。しかも嫁も子どももおるときてる。
日本人の俺は、果たして日本でこんな生き方が可能なものかどうか考えた。
まず仕事の問題がある。まぁ今時はフリーランスやネットでできる仕事にしてしまえばそれはクリアできる。
次に奥さんの問題。これは奥さんの理解があって始めて可能なことなので何とも言えない。でも、日本の場合は家をほったらかして半年も旅行に行くのは一般的ではない。一般的とは要するに世間体とか常識という問題なので、本来無意味なものではある。
ただし、やっぱり俺を含めて多くの人は、「一般的」なことから逸脱してる価値観は受け入れにくい。
でも「受け入れられにくい」ってだけで、価値観の問題やから、お互いが納得すれば不可能というわけではない。
いずれにせよ仕事にしろ家族関係にしろ、日本だからこういう生活が不可能というわけではない。そういう仕事を選んで、そういう理解のある人と結婚できれば、日本人だってこのおっちゃんみたいな生活は可能である。
1にお金の稼ぎ方、(結婚するなら)2に相手との価値観
を人生の中で重要視しようと思った。仕事内容や給料など他の事は俺にとっては二の次。まぁ別に結婚したいと思わんから、実質「お金の稼ぎ方」だけか。
自分の「将来」について考える時の頭の中がだいぶシンプルになった。
俺は正社員でも無ければ結婚もしてない只のフリーター現ニートやけど、ぼんやりそんな事を考えた。
しかしさ、今回久しぶりに海外に来て思ったのが、欧米の人は時間の使い方が上手い。それは、社会の仕組みが良いからなのかは分からないけど。
だってさ、こんなタイのリゾート地におるのに、朝とか歩いてるとおもっきりランニングしてる人とかおるねんで?
アジア人でランニングしてる人見たことないし、ローカルのタイ人ですらランニングしてない。走ってるのは欧米人ばっかり。
きっと、長期の休みで来てるんやろう・・・たぶんやけど、休みが数日しかなかったら、ランニングなんてせえへんやろ?
俺はバイトしかした事ないけど、中小企業の下請けなんかは大手に左右されるから土曜日に出勤するかどうかですら金曜日まで分からんかったりするし、農家だって天候に左右される。
サービス業だってお客さんから連絡あったら休みでも仕事になるしそれが当たり前の世界。有給だって形としてはあるけど結局仕事の状況見つつやし、消化しきれんって話もよく聞く。
だいたい「公務員はええよな」って話をしている人もおるけど、その公務員ですら俺が警備員のバイトをしていた頃には、土曜日や日曜日の夜遅くまで残業してる姿を見てる。
日本では何たらフライデー?とかNO残業デーとか言うて、一応そういうの無くそうとしてるみたいやけど、結局は企業にプレッシャーを掛けることで無理くり解決しようとしてるから、どっかでそのしわ寄せが来たりしてるみたいやし・・・。
日本で正社員をしながらこのおっちゃんみたいな生き方をするには、不可能では無いものの、相当自分で計画的にやらないと難しそうだとも思った。
だからこそ『将来の理想のライフスタイル像』というのは、学生のうちに知っておくべきことやとも思った。
でもほとんどの学生は『どんな会社に入るか?』という事は考えても『この会社ならこういう生活サイクルになるな』という想像はしていないと思う。
よくて『給料はどのくらいか?』『福利厚生は充実しているのか?』とかそんな事ばっかりやろ、たぶん。
まぁ俺はそんな事すら考えた事もなかったけど 笑
日本の一般的な価値観で生活してると、気づいた時には身動きとれん状況になってる。
人によってはその原因が『仕事』だったり『お金』だったり『家族』だったり違うけど。
だからこそ、多くの日本人はリタイア後に快適に過ごそうとする人が多いんやと思う。
じゃなくて、俺はもっと今をリアルタイムに生きたい。
別に働くのが嫌なわけじゃなくて、何かしらの楽しみをリタイア後にとっておくような人生は嫌なだけ。
このおっちゃんのように『来年、再来年』のスパンでやりたい事をやる。これは時間の話。
お金の問題ならバリバリ働けば解決できるし、お金の問題は労働じゃないと解決できない。
そうじゃなくて、『時間』の問題でできない事を減らしたい。そう思った。
それに、仮に自分がしている仕事が好きじゃなかったとしても、プライベートでその都度やりたい事ができてたら、きっと日々の仕事も今より楽しめる人は多いと思う。
まぁ働き方に関しては思うことは色々あるけど、結論としては自分がサービスを受ける側になった時に「当たり前だと思ってる感覚」を無くすだけでだいぶ良くなると思うねんな。
日本は便利でサービスもええし、俺もそれに慣れてしまってるけど、一方で今度は自分がサービスを提供する側になった時に大変になる。
例えば混んでる店に自ら行っておいて「遅い!」ってキレたりさ。
書いてて思い出したけど、昔、台風の時に駅のホームで電車を待ってると「只今○○駅で安全の為にに車両点検を行っています。申し訳ありませんが〜」というアナウンスが流れてきた事がある。
どうしようもない事に対しても”申し訳ありません”という言葉を当たり前に使っている違和感。そこに気づかない人たち。
しかもこの場合は、俺たち乗客の安全性を考えての事なわけやから、俺らが感謝こそすれ、謝られる必要はない。
そう思う反面、その当時は学生やったからそう思えたけど、きっと仕事していたら「は?ふざけんなよ!」っていう感想が最初に来てたと思うし、「台風の中、ご苦労様」とは思えてない筈。
それぐらい働いてる時は余裕がないし、余裕がないから優しくなれない。
でも、それがおかしいと気づかないとずっと変わらない。そんな事を思った。
職種に関係なく「そんな事でガタガタ言う奴おんのかよ?」ってびっくりする事あるやろ?働いてたら。自分たちの為にもそういうのを無くしていきたいなって話。
俺も日々気をつけなあかんなぁと思うこと多いねんけど。
逆に海外で飲食店に入って注文しようとした時に「今、忙しいからその注文後にして!」って言われた時、ちょっと感動したよね 笑。
本来は、サービスを提供する側も受ける側も対等やと思うねん。どうしても食べたきゃ待つし。実際待ったし 笑。
まぁそれは馴染みの店やったから関係性もあって向こうも言えた言葉なんかもしれんけど、海外のバイトとか結構適当な奴多いやん?
レジ係とかガム噛んでたり、片耳だけイヤフォンしてたりさ。
そういう奴がおるのが珍しくないってことは、そのスタイルがある程度許容されてる社会なわけやん。そこに対して「ちゃんとしろ!」って怒る客が少ないからある程度許されてるわけで。
仮にその国でも「良くない」こととされてたしても、日本じゃ速攻クビレベルなわけやん?そう考えると、やっぱり日本ほど厳しくないわけで。
そりゃ日本みたいな煩い社会よりは働く上でストレスないやろなーと。
日本は日頃自分たちが(仕事してる時に)質の高いサービスを提供してるからなのか、プライベートの時にも相手の求めるサービスの質が高い。
まぁこれはそれぞれの価値観の問題なんやけど、俺は日本みたいに『相手にもレベルの高い事を求める代わりに自分も質の高いサービスを提供する』っていうスタンスよりも『相手もある程度適当でいいから、俺も適当にやる』ってスタイルの方が合ってるねん 笑
だって、人生の大半の時間を仕事に費やすと考えたら、そっちの方がストレスないやんか。
その『適当』っていう感覚が人によって違うからまたややこしいわけやけど、例えば言葉遣い1つとっても「畏まりました/承知しました」じゃなくて「わかりました/OKです」とかでいいわけよ。
別に業務に支障なければレジ打ちがイヤフォンしながら対応してようが、隣のスタッフと私語しまくってようが、愛想良ければ何とも思わんし。
それだけの話やけど、そんな社会になる日は・・・来んやろな 笑
話の着地点がわからんくなってしまった 笑
まっ、こういうブログ書いてて月20万ぐらい入ってくれればそれだけで俺には十分やから、そうなりたいなーとか思ってる。
ちなみにこの間俺がふと思い立ったビジネスプラン(と呼べるほどの物でも無いけど)を話してみると「お!それいいな!やれやれ!!」と言ってくれて行ける気がしてきた。
とにかく!俺もおっちゃんみたいに胸張って「俺はまだ若いぞ!」って言える55歳を目指そう 笑
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