
そんなに映画に詳しくは無いですが、スティーブン・スピルバーグのSF映画なんて面白くない筈は無い!と思って観たら、シンプルに面白かったです。
超簡単にまとめると、VRゲーム『オアシス』が普及した近未来で冴えないオタクが大活躍するという内容の映画です。
※ネタバレあり
ストーリー
もうちょっと詳しく言うと、創業者の遺産と所有権が貰える大会?がゲーム内で開催され、世界中のほとんどの人が『オアシス』を日常的にプレイする世界で『オアシスの所有権を持つ』というのは、世界を支配するに等しい意味を持つので、そうなると当然悪い人たちが絡んできたりしてあーだこーだーなるわけです。
現実世界ではゲームの借金により、これまたゲーム内の強制労働所で働かされて死亡する人がいるなど、もはやどっちが現実でゲームなのかわからない世界の中で、主人公は仲間たちと『オアシス』を守る為に悪い奴らを相手に奮闘するというのが主なストーリーです。
とにかくCGがすごい!!
とにかくCG映像がど迫力で単純に観ていて楽しかったです。ほぼCGシーンなので現実では実現不可能なシーンの連続で、例えばキングコングが暴れ狂って破壊しまくるシーンとかの爽快感が半端なかったです。
誰でも知ってるあんなキャラこんなキャラまで!
この作品の一番の特徴は、映画/アニメ/ゲームなど、様々な世界のキャラクターやアイテムが登場するというところ。AKIRA、ガンダム、ストリートファイター、ゴジラ、シャイニング、ロード・オブ・ザ・リングなどなど、ジャンルレスに様々な世界のキャラクターが登場する夢の国ですね、それも、パロディとかじゃなくてまんま出てきますからね。
元ネタを探しながら観るのも楽しいと思いますよ。
登場する作品は下記の記事でまとめられていました。

ストーリー的な面白さはほぼ無い
冴えないオタクがゲームの世界で大活躍して彼女と大金をゲットするという何の捻りも無い話なのでストーリー的な面白さはほぼ皆無。ですが、それ以外のところで惹きつけられるところの多い映画ですし、大人が観てもワクワクする映画だと思います。
世界観が強くて登場人物が空気
本当なら登場人物の良し悪しも作品に関わってくるですが、世界観の方が強くて良くも悪くも登場人物が空気なのに作品に影響しないという珍しい映画だと思います。いや、本当に空気なんですよ 笑
ちなみに主人公は、ゲームの妨害目的で実際に育ててくれた叔母が殺されてるのにも関わらず、翌日にはゲーム内で恋した女の子と現実世界で初めて出会ってドキドキしてて・・・なんかもう「お前もうちょっと悲しめや!」と思ったりました 笑。
総括
良くも悪くも『小難しいことを考えずに観て楽しめる映画』という一言に尽きます。ゲーム内の世界観はめちゃくちゃ面白かったものの、個人的には途中でちょろっと登場する『スワロウテイル』を彷彿とさせるような雑然としたスラムの街並みがもうちょっと観たいと思いました。
なんせとにかくCGの楽しさを堪能できました。
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