改正動物愛護法の内容。メリットデメリット、日本犬除外の謎など

本日06月12日に改正動物愛護法が成立しました。

改正動物愛護法が成立 犬猫にチップ装着義務化(写真=共同)
犬や猫へのマイクロチップ装着を義務化する改正動物愛護法が12日、参院本会議で全会一致により可決、成立した。ブリーダーなど繁殖業者に装着を義務付ける一方、一般の飼い主は努力義務とする。飼い主の責任を明

といわけで、わかる範囲で簡単に内容をまとめてみました。

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マイクロチップ義務化

  • ブリーダーなど繁殖業者・・・義務
  • 飼い主・・・努力義務(任意)

マイクロチップの義務化は公布から3年以内に施行されます。

マイクロチップとは?

動物用のマイクロチップは、長さ約8~12㎜の円筒形をした、直径約2㎜ほどのチップです。専用のリーダーで読み取ることにより、身元証明位置情報を調べるために役立ちます。既にヨーロッパやアメリカでは普及しており、日本でも年々使用する人が増えています。

耐久年数は30年と言われており、一度埋め込むと(実質的に)半永久的に使用できます。またMRI検査への影響も無いそうです。

体内へ埋め込むには、専用のインジェクター(注射器のようなもの)を使用します。埋込場所は動物によって異なるらしいですが、一般的には、背側頚部(首の後ろ)皮下に埋め込むそうです。

また、痛みはさほど強くなく(注射と同じくらい)、麻酔や鎮痛剤は使用しません。

費用は数千円台と比較的安価でできるそうです。

マイクロチップ挿入の問題点

もちろん、デメリットを危惧する声もあります。

たとえば、1996年から2006年の間に実験としてマイクロチップの埋め込んだ動物のうち10%未満の確率で炎症が発生したとの報告があります。

また、英国小動物獣医学会のデータでは、少なからず埋め込んだマイクロチップが移動するというデータも見られます。マイクロチップの体内の移動が直接健康被害に繋がるわけではなさそうですが、移動前の箇所にリーダーを当てても読み取れない為、二重にチップを埋め込まれる可能性があります。

ただし、情報が古いので現在に当てはまるのか?というと微妙なところだと思います。

参考サイト:犬マイクロチップ普及国でわかった問題点

また、今回の改正に向けてロビー活動を行なっていた3団体(JAVA、アニマルライツセンター、PEACE)のうちのJAVA自体が、改正された事を喜ぶとともに、マイクロチップの義務化関しては以下のような懸念を抱いています。

  • チップは万全ではなく、リーダーで読み取れなかったり、情報が登録されていないなどの理由で飼い主が判明しないことも多く、また遺棄するような飼い主はチップを入れないなど、効果に疑問がある。
  • 今のシステムでは、繁殖業者から販売店、購入者といった流通経路の追跡はできない。
    もし、すべての飼い犬猫にチップ装着が義務づけされれば、ますます野良猫の駆除が行われるなどの危険性がある。
  • 装着費用5,000円程度と登録料1,000円が必要であり、犬猫を保護している多くの動物愛護団体にとって負担が大きく立ちゆかなくなる。
  • システム構築や個人情報管理、関係機関への読み取りリーダーの設置等、多額の税金投入が想定されるが、その分を不妊去勢手術の助成金に充てたほうが殺処分減少につながる。
  • 多くはないが、チップ装着による犬猫の健康被害の事例がある。

引用元:http://www.java-animal.org/aigohou2017-2018/

たしかに言われてみれば、逆にチップを入れることによって益々野良猫に対する駆除や虐待の危険性が増す気もします。

現に最近ニュースになっている、猫を50匹以上殺した男性も「首輪のない猫」を連れ去っています。原因はストレスだと言っていますが、「首輪のない猫」を狙うというのは、本人の中で「飼い主がいないからバレる危険性が低い」もしくは「野良猫だからいいだろう」という意識のどちらかがあったのでしょう。

参考:猫連れ去り殺す、認めた男性“50匹以上虐待

動物虐待の厳罰化

ペットの殺傷に対する罰則

「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」→「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」に引き上げる。

公布から1年以内に施行

販売可能な時期を生後7週以降→生後8週以降に

現在は生後49日(7週間)以降になれば販売して良いことになっていますが、これを生後56日まで規制(8週間規制)します。

公布から2年以内に施行

これは「販売する前にしっかりと社会性を身につけさせたり、免疫力を高めてから販売することで感染症にかかるリスクを減らす」という理由や「幼い動物ほど衝動買いを誘発しやすいので、結果として捨てられるリスクがある為」などの理由があるそうです。

ただし、日本犬については従来通り49日超で販売可能(専門の繁殖業者が一般の飼い主に直接販売する場合のみ)。

日本犬とは、「秋田犬」「柴犬」「紀州犬」「四国犬」「北海道犬(アイヌ犬)」「甲斐犬」の6種。

なぜ日本犬6種だけが対象外なのか?

不思議ですよね?たとえば「日本犬は他の犬と違って、生後7週以降は飼い主に懐きにくくなったりするのかな?」など色々と理由を考えて調べてみましたが、どうやらそんな事もないようです。

調べた結果、考えられるのは8週間規制に反対した2名の議員(岸信夫衆院議員、遠藤敬衆院議員)。

二人はそれぞれ公益社団法人である日本犬保存会、秋田犬保存会の会長を務めていることから、「利権がらみでは無いのか?」と疑う人もいます

生後7週以降でも8週間以降でも関係ない?

ただ、今回の販売できる年齢の関してですが、「そもそも7週以降でも8週間以降でも、犬に与える影響には関係ない」という声もあります。

環境省は13年度から5年の歳月と約1億1000万円をかけ、動物行動学の専門家らに研究・分析を委託したという事実があり、その結果は「差が出るという仮説は証明されなかった」というものでした。

しかし、これに対して動物愛護団体は「恣意しい的な解釈があった」として納得しませんでした。

結果から見ると、愛護団体と反対派の折衷案になったというところでしょうか。

参考:犬猫生後56日規制 歩み寄り…動物愛護法改正案の舞台裏

個人的な感想

ペットショップについて

僕も引き取った猫を飼っているので、あまり偉そうな事は言えませんが、そもそも販売可能な年齢が引き上げられようが、そもそもペットショップの存在自体には猛反対です。

過去に大手ペットショップで働いていた方の話を生で聞いた事があるんですが、これとほとんど同じ話を聞きました。しかももう10年以上前です。

ペットショップの詳しい仕組みは知りませんが、軽く調べるとペットショップが直接ブリーダーから仕入れる場合もあれば、「生体卸」や「ぺットオークション」を挟んで仕入れるペットショップもあるそうです。

想像でしかありませんが、ペットショップと同じく販売が仕事の中間業者の中にも、虐待に近い扱いをしている業者もあるんじゃないでしょうか?

こういう事を言うと、気分を害する人もしるかもしれませんが、きっと問題視されている問題のあるペットショップで働く人たちも「人間的におかしい」わけでは無いと思うんですよね。いや、やってることはクソなんですけど。

結果的におかしく見えるんですけど、命を取り扱う事が仕事になるわけですから、悪い意味で慣れてしまっただけで、誰でもそうなる可能性はあると思うんですよね。

それぐらい慣れというのは恐ろしいものだと思っています。まぁ、つまり個人の善悪の話ではなくて、システム的な問題だと思うんです。自分は変だと思ってても、周りがそれをやってたら、違和感を感じつつも従ってしまう人のが多いというか。あくまで個人的な意見ですけど。

とにかく、ペットショップが無くならないのであれば、できるだけブリーダーから飼い主の家に行くまでの期間が短縮される事を願います。

マイクロチップと猫の飼い方についての悩みなど

※はじめに言っておきますが、後半なんかSFの話みたいになってるので、読まなくて大丈夫です 笑

あと、マイクロチップ埋め込みの義務化についてなんですが、JAVAが言っているように、逆に野良猫や野良犬への危険性が増す危険性が増す気もします

ぺットを飼っている人からは理解しづらいかもしれませんが、やはり飼っていない人の中には犬や猫を「害獣」と思っている人も少なくありません。

正直僕も猫を飼っている身でありながら「隣の犬の鳴き声うるせーな」と思うこともありますし。だからといって、害獣とは思わないですけど、中にはそれで批判的になる理由が十分な人もいるでしょう。

たとえば、特に自由に動き回る猫なんて特にそうなんですが、外猫として飼っている場合は、近隣の家に迷惑を掛ける可能性は高い(ゴミ漁りや、勝手に他人の敷地に入ったり、安全面で気をつけさせてしまったり)でしょうし、そもそも外で飼うか家猫として飼うかの問題がまずあります。

生まれてからずっと室内で飼っている猫は室内でもストレスが掛からないでしょうが、もともと野良だった猫を室内で飼った場合は、どれだけ大きくても猫にとって家の中は狭いんですよね。

これは実際僕が今現在も悩んでる事なんですけど・・・外に出せば近隣に迷惑掛ける可能性もあるし、猫自身が事故や病気なる可能性もある。一方でもともと外で生きてた猫を室内で無理やり飼う(猫からしたら要するに監禁状態)のは、猫自身にとって大きなストレスになる。

そのバランスをどう取るか?

そもそもどれだけ愛情を注いでも「人に飼われる」という事自体がその動物にとって本当に幸せな状態なのか・・・

そう考えると、たとえ室内飼いで猫に不満なかったとしても洗脳に近いような気がしますし、犬にリードをつけて散歩をさせる状況にも不自然に見えます。

そんな事を言ってしまえば、結局、動物を飼う事自体が不自然な事なんですよね。

とはいえ、世の中には引き取ったおかげで命が救われる動物が多いのも理解してますし、みすみす死んでいくのを見るよりは、救った方が良いとも思います。

でも、結果的にそのあとめちゃくちゃ悩むんですよね。それを「保護したから仕方ない」という考えで納得できず日々葛藤しています。

現在は、週1回ぐらいで猫がたまに脱走するのを黙認状態なんですが、やっぱりその間も「事故にあってないか?」「周りに迷惑をかけてないか?」など、心配することばっかりです。どうしたものか・・・

とにかく、命を救うことと、動物を飼うことはイコールでは無い気がしています。どういう状態や世の中が良いのか?その理想すらイメージもできませんが。

幸せだと感じてくれてたらいいな・・・とか思いつつ。自由に外に出してやらなくてゴメンよ。

都会から動物がいなくなり、田舎の広大な敷地で放し飼いにしている人しかいない・・・とかなのかな?

あぁ、なんか話が本題から逸れてしまってますね 笑

とりあえず、僕の飼い主のとしての悩みは置いておいて、マイクロチップの埋め込みについての話を元に戻すと・・・野良猫や野良犬には直接関係ないですが、ちょっと怖かったりします。

マイクロチップで可能になること自体にはメリットが多いとは思うんですが・・・やっぱり「いずれこの調子で人間にも埋め込まれるようになるんじゃないかな?」って思っちゃうんですよね。

いや、今はまだ「生後何ヶ月の赤ちゃんに埋め込む事を義務化します」って言うと、めちゃくちゃ批判されると思うんですが、まずぺットへのマイクロチップが義務化されて一般的になった後からだと、僕たちの見方も変わってくると思うんですよね。

人間って一気に変化すると拒絶反応示すけど、徐々にだと結構受け入れがちじゃないですか?細かいとこだとたばこの値段とか 笑

たとえば、「近年は凶悪犯が増えているから安全の為に○歳までは位置情報が分かるようにマイクロチップを埋め込みます。○歳以降は取り外すのでプラバシーも守れます。」みたいな事がありそうな。

何が言いたいかというと、マイクロチップ云々というよりも、埋め込む事に対して説得力を持たせれてしまうぐらい問題のある世の中が怖いな、と。

それだけ世の中には事前に防がなかければいけない事が多いのか、と。

他にももっと時代が進むと、Amazonみたいな企業が「うちのマイクロチップは無料ですが、その代わりマーケティングに活用する為に位置情報や食べた物が記録・送信されます」みたいな 笑

妄想が膨らんでSFの話になってきたので終わります 笑。

日記
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